💁♂️ MindMeisterのユーザーや関係する人たちにインタビューを行う企画「The Story」。 |
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―本日はよろしくお願いします。まずはあんじゅ先生のお仕事について教えてください。
漫画家というとジャンプなどの商業誌での連載をイメージされる方も多いと思いますが、私はおもに書籍などで漫画を描いています。
お金や税金の話など、活字だと説明が難しい話を面白おかしく漫画に落とし込んで、著者さんが言いたいことを読者さんに伝える漫画が得意です。
一番よく読まれているのが税金の本で、その他にはNISAやiDeCoなど少額投資に関する本も出しています。
↓『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』
↓『貯金すらまともにできていませんがこの先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 』
―いずれの本も、あんじゅ先生と大河内先生のやり取りがぶっちゃけていて面白いのが魅力ですよね。難しい話をわかりやすく面白く伝えることは昔から得意だったのですか?
いえ、それに気づいたのは『フリーランス税本』のときでした。
「わかりやすく伝える」という目的で挿絵のオファーをいただいたんですけど、結果的に私から出てきた漫画は「わかりやすい + 面白くて笑える」ものだったんですね。
ラフをお渡ししたところ、編集者さんが「これは面白い!」とおっしゃってくださいました。
私は書籍経験がなく、SNSでしか活動したことなかったので、めちゃくちゃうれしかったです。
↓フリーランス税本であんじゅ先生が描いたラフ
その経験から「自分は難しい話をわかりやすく面白く伝えることが得意なんだ」と気づきましたね。
―まわりに言われて初めて自分の強みに気づいたんですね。ちなみにそれまではどんな感じでお仕事されていたのでしょうか。
実は以前ライターをやっていたことがあって、書いた記事の評判が良かったらしく、テレビの取材や番組出演のオファーをいただいたことがあったんですね。
そのときは「私はメディア関係の仕事が向いているんじゃないか…!」とか、イラストレーターをやっていたときは「デザイナーとしても活動した方がいいんじゃないか…!」とか、その時々で目移りしていました(笑)
自分としては可能性があるものをしらみつぶしにやってみた感じで、色々やった結果、一番評価が高かったのが漫画だったんですよ。
―漫画家を目指すうえで一番大切なことはなんだと思いますか?
私の場合は、漫画に対して「ハードルを下げて向き合っていたこと」が良かったなと思っています。
実際のところ、私はもともと強い意思を持って「漫画家を目指そう!」と思っていたタイプではないんですね。どちらかというと「漫画を描けたらいいなぁ」と考えていただけで、スクールに通ったり、賞に応募したりはしていませんでした。
↓「漫画家になれるなんて全然思ってなかったんです…!」と語気を強めるあんじゅ先生
加えて人に流されやすい性格で、漫画の専門学校に行こうと思っていたら親から「普通の大学に行った方がいいよ」と言われて「そうだよなぁ」となり、就職するときも絵を描く仕事がありそうなゲーム会社に勤めようと思っていたら「ちゃんとしたところに就職した方がいいよ」と言われて「そうだよなぁ」と(笑)
だから漫画を描くということに関しては「趣味程度にやれればいい」と思って向き合ってきたんです。
―そこから漫画家になるまでが気になります…!
やっぱり漫画を描くことは好きなので、コツコツと続けていると自分の描いた絵がネットに載ったり、ちょっとした漫画の仕事をいただけたり、少しずつ成果が出てきます。
SNSで紹介していただき、たくさんの方に知ってもらう機会を得たこともありました。
↓この漫画がSNSで紹介され、多くの方に読んでもらえた
まわりからすると小さな成果だと思うんですけど、もともとハードルが低いのでそれだけで本当にうれしいんですよ。
だから小さい仕事でも全力で取り組みましたし、そういった積み重ねで先ほどお話した挿絵のお仕事につながったという感覚があります。
―MindMeisterを使い始めたきっかけを教えていただけますか。
リベ大の両学長に教えてもらったのがきっかけです。
実は両学長とは昔から知り合いでして、当時はチャンネル登録者数1,000人くらいだったのですが、今や雲の上の人になってしまいましたね…(遠い目をするあんじゅ先生)
↓両学長のYouTubeチャンネル。現在のチャンネル登録者数はなんと221万人…!(2022年12月現在)
両学長の動画を見て「これ何を使ってるんですか?」と聞いたら「MindMeisterだよ」と教えてもらって、そこから使っています。
―両学長がきっかけでMindMeisterを知ったという方は多いのですが、直接教えてもらったというパターンは初めてです(笑)MindMeisterはどんなことに使っていますか?
最近ですと、SHElikes(シーライクス)さんのオンラインイベントで使いました。
MindMeisterを見せると、皆さんに「かわいい!」とおっしゃっていただいてうれしかったですね。私は何もしてなくて、MindMeisterがかわいいだけなんですけど(笑)
↓オンラインイベントで使用したマインドマップ
こういった登壇用の資料ってパワーポイントもわかりやすいんですけど、見る側はボーッと眺めるだけになりやすいと思うんですよ。
その点MindMeisterは隠した部分を見せたりとか動きがあったりとか、「次は何が出てくるんだろう?」というワクワク感がありますよね。
そういった点で、登壇用の資料としてMindMeisterはいいなと思いました。
↓話のタイミングに合わせた情報共有でワクワク感が生まれる
―ほかにMindMeisterが便利だと思うことはありますか?
実は以前、両学長がリベ大で漫画動画をやっていたときに漫画のご依頼をいただいたことがあったんですね。
↓あんじゅ先生が担当した漫画動画
その際に資料としてMindMeisterの共有リンクをもらったのですが、それがすごく見やすかったんですよ。
過去にも漫画動画の案件はいくつか受けたことがあるのですが、MindMeisterを使った情報共有は断然わかりやすかったですね。
参考までにお伝えすると、漫画動画の情報共有って大きく3つのパターンに分かれるんですね。
1つが文章でダーッと書かれているパターン、2つ目がパワーポイントが何十枚も送られてくるパターン、そして3つ目が動画のリンクが送られてくるパターンです。
どれも情報を把握するのが大変で、もらう度に「う〜ん…」となっていたのですが、MindMeisterは全体を見たうえで「ここを深掘りしようかな」とか「漫画としてはここをやったほうが面白いな」と、とても整理がしやすかったです。
パッと一画面で全体を俯瞰(ふかん)できるのは本当にいいと思うんですよね。
―漫画家やクリエイターを目指している方に向けて、最後にメッセージをお願いします。
メモを残すことが習慣になっていない方は、ぜひ習慣にしてほしいなと思います。
自分の思ったことやそのときに感じたこと、勉強になったことをメモに残したり、MindMeisterに残したりしておいてください。
そうしておくと、なんというか…2〜3年後に役に立つんですよ。
―えっ…2〜3年後ですか!?
そうです(笑)
自分が若くて熱意がある時期の「こういうことやろう!」や「こういうこと考えてみよう!」をまとめたメモって、それに挑戦した2〜3年後に振り返ったときに、すごくいいんですよ。
当時の自分が「これだけがんばろうという気持ちがあったんだ」とか「こんなに一生懸命考えていたんだ」というのを、MindMeisterは1枚で鮮明に見せてくれます。
それは自分がブレたときの助けになりますし、見るたびに「もう少しがんばろう」と思わせてくれるはずです。
MindMeisterは、未来の自分を支えてくれるメモを残すのにとても良いツールだと思いますね。
―あんじゅ先生、素敵なメッセージをありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
長濱 裕作
MindMeisterを使い始めたきっかけはライターのお仕事。今はありとあらゆるシーンで活用し倒し、MindMeister Japan公式アンバサダーとしてその良さを広めている。新しい働き方LABの静岡コミュニティマネージャー。合言葉は「人生のお供にマインドマップ」。
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